面接と徳倫理

今以前勉強したCapability Approachというのをネット上で再度見直しております。

Capability ApproachってのはSenといってノーベル賞までとった経済哲学の学者さんです。Rawlsの正義の哲学だけではPoverty を克服できない人々が世界中にたくさんいる現実のなかで、その人たちのために、アリストテレスやマルクスなどの思想をひっぱって哲学的裏付けを編み出した人です。

その先のDisabilityまで範囲を広げCapabilities Approachとしたのが、Nussbaumというアメリカ人の女性の哲学者で、この二人の考え方はUNのConvention on the rights of persons with disabilityをうむもとになってるようです。

これらは大変画期的な考え方で、理論の持ち出し方がほんとうに目からウロコでした。

私がなぜこういうことをしていたかというとHealthやDisability方面で倫理的な裏付けを考えるという勉強をしていたからです。

なんでこれらを今頃いうのかっていうと、面接の練習をしているから。なんで、普通の仕事にこんな哲学みたいなことを思い出してるのかというと、こっちの大学で何を勉強したかっていうのが話にのぼったときにやったことや書いたエッセイを英語で話せるようになっておかないといけないよということで勧められて。でも、これ話しても、たいていのってこない、キーワードがアリストテレスの徳倫理哲学(Virtue Theoryとか英語にするとなんてことないかな)まず難しそうにうつるので会話の進展がないからかなと思うのですが、ので、これを言えるようになってもどうかな??と思うのですがね。2年前の私の前でこの考え方を誰かから聴かされたとしても、へ〜、そうなん、わかったわかった、ねえねえ、難しいし退屈だから別の話をしようよ〜、みたいになったと思うのですが・・。やってみれば面白いんですけどね。

 

いやいや、練習しながら、これやってるのどうなんかな、と思って、退屈になったのでかいみました。