ネパール人・老健施設・看護(医療)職

看護師や医師が移民として海を渡るのって結構普通にやられてるんだと思ったのはこちらに住むようになってから。

いまわたしが働いてる老人ホームでは八割の看護助手のスタッフはネパールから。母国で看護師だった人やこちらで看護の大学に入ってるネパール人。よその施設も数こそ違えどネパールのスタッフが多い。看護助手も都市部ではすごく仕事がとりにくくなってるのですが、そこでお互いを守るように優先的に採用して仕事を入れて、この施設ってネパールの国かと思うほど。以前はフィリピンナースが多かったと思うのだけど、今は断然ネパール、私が知る限り。しかもネパールの人結構きれいな英語を話す人が多い。

ボーディングスクールといって英語で教育を小さなときから受けられる私立の学校が大変人気だそうで、おそらく母国では富裕層ではないかな。彼女たち。移民を望むためにナーシングを選んでる人も結構いるので、実際聞いてみるとナースになりたくないけど、という人も多い。

でも、こちら(看護)学生の数を増やしすぎて、どう考えても仕事に対して学生が過剰なのです。PRは取れてもナースの仕事がない。看護師に限らず医療職も競争がすさまじく激しい。

国もお金がないようで、医療費を削り国民から不満がでてるようですが、日本もそこは同じですね。そうなると、もちろん人件費を削るわけですからね。

こうやって、他人事のように話してる場合でもないのですが、私の今住むこの国どこにむかってるんだろうか??とふと自分の足場の不安定さを感じます。

それでもこちらで根を張るためにがんばるんですけどね。